2023年 新年の挨拶
新年明けましておめでとうございます。
コロナ禍が収束しないまま又一つ年が明けました。収束しないとはいえ世の中的には感染対策を施した「Withコロナ」で日常を取り戻す社会生活にシフトし、少しずつコロナ前に戻りつつ有ります。早く脱マスク、気兼ねしない宴会が戻ってくる事を祈るばかりです。
昨年は、仕事としては住宅新築物件、リフォーム店舗物件等多々お仕事を頂き忙しない一年でした。ウッドショック、建築工事費の高騰で調整にお時間頂いたお施主様もいらっしゃり大変申し訳なく思っています。
ライフワークの地元「袋津の価値魅力の発信」では3年ぶりに、まち歩きに飲食物販を交えたイベント「今日は一日袋津三昧」を開催する事ができました。コロナ前に行った時の人数とまではできませんでしたが、それでも半日で50名の人に袋津の価値魅力を伝える事ができた事は今年以降に向け明るい再スタートとなりました。
総合学習でお世話になる亀田中学校、亀田東小学校では、例年お声がけ頂いている「職業講話」で建築家の職能に加えて、建築家として地元袋津のまちづくり活動をやっている理由をお話しし、又コロナ禍で行われていない祭り行事の継承が必要という意味で、祭り木遣りを子供達にも体験してもらいました。そんな中今年は亀中2年生が袋津をフィールドワークし生徒目線での価値魅力をまとめ、発表審査会を行いました。審査会に参加しましたが、今の中学生のプレゼンスキルの高さには感嘆、感心するばかりです。テクノロジーを使いこなす子供達が担う未来がどんなものか興味津々です。袋津の価値魅力を継承するには子供達が地元の魅力を感じる事が重要です。少しずつですがそんな取り組みも実を付け始め、新しい景色が感じられた一年でした。
今年はWithコロナでどこまで日常が戻るでしょうか。仕事においても建築工事費高騰で、決して先が明るいとは言いがたいですが、ご依頼頂いたご縁を大切に丁寧に形にしていきたいと思っています。
又袋津祭りの灯籠は今年こそ再開できるでしょうか。迷路のまち袋津のヒューマンスケール的魅力は夜灯籠が上る道で感じられます。開催の暁には是非灯籠がのぼる袋津の魅力を体感しに来てください!7月14日、15日お待ちしています。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。 伊藤純一