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weekly shot 2002.12.2 |
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朝顔の季節が過ぎるとめっきり事務所の外見が寂しくなる。その分ガラスに貼ったポスターが目立つシーズンの到来ってことでもあるんだけれど。左側の「5」の数字がデザインされているポスターは、私と仲間達で企画・演出・運営しているアートイベント「LREX展」の物。11月30日(土)から12月8日(日)までNEXT21の1Fアトリウムで開催してる。ジャンルの違うアーティスト・クリエーターが、自己の作品を発表しながら参加者同士刺激しあって、増殖し緩やかな環を拡げている。会場構成を担当してるが、会場はとにかく高い空間で、その空間を活かした物にしたいと思いタワー3基を建てた。そこに各作品を寄生させる。床には養生を兼ねた板を敷くのだけれど、その板に櫻井氏が絵を描きそれも作品となっている。水平に移動する動線と上下に移動する視線。そんな展示空間を作ってみた。建築は数多くの条件(物質的、経済的、心理的)を認知し消化して空間を創造表現する仕事。アート展の会場構成も全く同じで、それぞれの作品を把握した上でそれぞれが最大限活かせるようイメージする。特に作品発表の場は、発表環境によって作品の生き死ににかかわるので重責なんです。今回も自分としては、それぞれの作品が活き活きしてる空間になったと思いますよ。これを見た時がまだ会期中の方、ぜひぜひ足をお運び下さい。空間は体感しないとわからないもんですから。ところで、オープニングイベントの「comfortable art cafe」でLIVEを披露してくれた女子高生シンガー「真季」ちゃんには正直感動した。どこかの宝飾屋さんの娘さんと違い、路上ライブで培ったパワーっていうかエネルギーを感じる。それと何といっても一番感じるのは「素直さ」。ほんと素直に自分を表現している。そんな「素直で強い」(私の座右の銘でもある)ところから感動が生まれるんだろうな。
ここまでたどり着くのにはいつもいつもいっぱいいっぱいだけど、今年のLREX展も得る事が多い楽しいイベントになりそうだな。(いと) |
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