2024年 新年の挨拶
あけましておめでとうございます。
とは大きな声でおめでとうとは言えない2024年新しい年の初めとなりました。
この度の能登半島地震で被災された皆さまにおかれましては、心よりお見舞い申し上げます。
大工職人だった父が、「職人は正月七草まで休み、七草開けてから本格的に仕事するんだ」と常々言っていました。当時は大晦日まで仕事し、年始は本家分家お客様との挨拶対応等でそこまで休まなければ新年からちゃんとした仕事はできなかったのでしょうが。
という事で私も新年の挨拶を七草開けに(本当は挨拶発信タイミングを逃していたからだったりして^^;)。
昨年末バタバタしていたので年賀も今年は寒中見舞いとなりましたm- -m
事務所もオフィシャル的には明日9日からとなります。
とはいえ元旦早々の地震で翌日2日から事務所へ状況確認に行ったり、三が日開けから年明け早々の打ち合わせ準備等仕事を始めてますし、家協会での震災対応のやり取りをしたりと忙しなくしていたらアッという間に七草になりました。
当地新潟市江南区袋津エリアは、揺れは激しかったものの、周辺も含め被害らしき事が無かったと認識しています。事務所も築100年の蔵ですが多少棚から物が落ちていた程度で建物被害はゼロ、友人の酒店の商品棚の瓶も1本もズレも落下もしなかった様で、流石砂丘上のまちを実感しました。ご心配を頂いた皆さまのお気遣い感謝申し上げます。
当初新潟市の被害報道から西区での液状化被害が報じられたものの、他は当地同様そう被害は無いと思い込んでましたが、徐々に情報が出てき、ここに来て同じ江南区でも信濃川に沿ったエリアや対岸のエリアの液状化被害など、報道では伝わってなかったところの被害が多々聞き及んでいます。県内他地域の被害報告数も増えてきています。あらためまして被害を受けた皆さまにおかれましてはお見舞い申し上げます。また被害対応に関わる諸業社様、職人さん、ボランティアの皆さま、大変ご苦労さまです。
震源地付近では古い木造家屋の倒壊や火災被害が報じられています。本当にいたわしく思い胸が痛む思いばかりです。古い建物は耐震性に劣り防火性能が低いのが原因、と言われれば正面から反論をする事はできませんが、しかしそういった事で古い建物が一掃される方向へ向かう風潮へは手をこまねいてもいられません。悩ましいところです。古い建物の保存に関わる者としては、今以上に色んな事を考え整理して行かねばならないなあ、と思う2024年年頭でした。
昨年を振り返り、今年の抱負等は又改めて発進したいと思います。
まずは新年の挨拶と当地の状況報告とさせて頂きます。
令和六年年始め 伊藤純一拝