2022年 新年の挨拶
2021は公私ともに色々な事がありました。コロナ禍も終息する事無く丸2年が過ぎ去ろうとしています。年賀欠礼にも少し書き込みましたが改めてそんな2021年を振り返ってみたいと思います。
まずは大晦日(新潟では歳夜(としや)と言います)の晩恒例の地元氏神社伊夜日子神社への二年参り。昨年はコロナ禍を考慮して人混みの二年参りを避け翌朝初詣に出かけましたが、やはり歳夜は二年参り。風が強かったので浄火はとりやめていましたが、昨年一年の感謝と新たな年の無事を祈り。
コロナ禍の中、年末から引越準備を続けた新たな事務所「蔵のアトリエ」にて新年早々から稼働し始めました。無垢の木に囲まれた真壁造りの蔵空間は天井高も高く居心地良く仕事ができる空間です。
年を越して現場がまたいだ「Ya-house」。所謂一般的な日本家屋空間を、魅力を残しつつ新たな居心地の良い空間にリノベーション。少子化の上同居率が下がる昨今、こういった昭和時代の建物の行方が気になるところ。建築ストックとして、建築文化として利活用して次の世代に継承できたらと思う今日この頃です。
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年明けから大規模な改修計画をはじめ、夏に竣工した「Sa-Due」。大人のお客様に向け、ゆったりとした時間を過ごしてもらえる様に考えられたプログラムに対して、和のエッセンスを意識した全体デザインに。着付け室としても使える和空間は京間の四畳半とし茶室としても使え、お茶のエッセンスの魅力を多くの人に伝える役割も担っています。私も嗜むお茶。和文化の魅力、総合芸術を伝えるお茶の世界は奥が深く魅力満載なのです。
新潟にとどまらず日本全国の食に関する書籍を広く紹介する「本間文庫にいがた食の図書館」。食文化研究者・本間信夫さんの蔵書約1,000冊をを含め、食に関わる書籍のみを集めた図書館。私どもとしては蔵書収納棚スペース等といったミニマムなお手伝いでしたが、こういった活動に協力できた事は食いしん坊の私として嬉しい限りでした。
上半期にプレゼンから意匠煮詰めを行っていた物件、ゲストを迎える為の住宅。諸事情で「Unbuilt」となっていますが、計画復帰を熱望しています。
昨年はおかげさまで新築住宅・リフォーム・リノベションと幾つかのプロジェクトの設計を進めさせて頂き年明け、雪解けから着工のラッシュに。来年の新年挨拶には幾つかご紹介できる事かと思います。
地元の江南区及び袋津地区まちづくりに関しても様々関わってきました。又小中高の母校後輩達に地域の歴史や建築家という職業の話をさせて頂きました。こちらに関しては又何かの機会に。
今年も仕事に活動にアクセル全開で進みたいと思います。
よろしくお願いいたします。(いと)