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メディア掲載~新潟日報朝刊「甘口辛口」2020.10.28~

第八回 新潟市古町にある花街。新潟市の価値ある個性としてもっとアピールしたい!

<誇る和文化>

「新築住宅から床の間が姿を消して久しい。和の室礼(しつらい)には無くてはならないものだが、和室を作らない家が増えている訳だからあたりまえだ。時折、料亭で和食を頂く機会がある。床の間には文人墨客の書画と季節の生け花がしつらえられ、三味線の音にのせた芸妓(げいぎ)の舞を見ながら日本酒をかわし、ひとときその空間を堪能する。
 和食が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産になった。料理人がこだわった和食を頂く空間は、和に包まれていたい。だが、実はすべてが和文化といった場はあまりない。唯一無二といえるのが、芸妓のいる「花街」だ。新潟市の古町にはこの花街が今も息づいているが、案外その価値に気付いている人は少ないと感じる。数寄屋造りの料亭建築が数多く残り、そこを芸妓が歩く風情、そして自慢の日本酒と和食。
 旅の人をもてなし地元の者に誇りを与える古町花街は、間違いなく新潟市の輝ける場だ。花街を中心としたまちづくりは古町復活、新潟のアピールにつながる。」
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私が事務局を務めている<新潟まち遺産の会>発刊「古町花街たてものマップ」