atelier shot 2007.12.23

  
 半年ぶり以上の更新はいくら何でもサボりすぎ!?たしかに色々あったのですが・・・
 さすがに年内に一発更新しておかねば・・・って感じで。
 父が逝って四十九日も過ぎ静かな時を過ごすであろう年末年始、義兄の突然の死で迎えた今年は本当に人の生ということに真っ向から向かい合った一年だった。お花の先生も先月瞑目した。友人の夫も医療事故で亡くなった・・・そして自らが喪主になるという経験。
 いつも日曜日は現場も動いて無く電話もかかってこないため絶好の図面書き日和だったが、最近の週末は自宅で時間を過ごす事が多い。不意の弔問客に備えたりもしていたが、父がリタイヤ後の仕事としていた薪ストーブの薪つくりが私の週末の仕事に。何も考えずただ黙々と薪を作る作業はある意味リセットを必要とする週末の作業としては、私にとっては意外と新鮮。やはり週末は仕事しなくていたいというもの。
建築家は四十、五十ははな垂れ小僧、六十になっても若手と言われ八十になって世に認められる職業。しょっぺ店が四十年やり続けて王道入りとするなら、建築家もある意味しょっぺ道か?あと何年創り続けられるか、などと考える年ではないのだが、さすがに自分の生というものを考えさせられる最近だった。
 写真は事務所前に植えたヒマワリ。12月になってもけなげに咲いている。寒さに打たれ可哀相に思い切り花にして生けてやろうかとも思ったが、枯れるまで精一杯咲いている姿を見ると、生きる事とはどんな条件であろうと朽ちるまで死ぬまで生きる事なんだなあと。このヒマワリのように咲いているからには美しい姿を見せる事が生きているという事。切らずに生を全うしてもらいましょうかね。ま〜心配せずとも皆死ぬまで生きるのだから余計な事は考えずに・・・。なんか久々なのに説法じみた話になった・・・反省。
 来年戊子の年はどんな年になりますか。兎にも角にも来年は良い年である事を願い。合掌。(いと)
 
 
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