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《Link Cage》
−LREX へのゲート−
今回の会場演出はコラボレーションの完成を目的としています。
私が考える[極小の空間](空間とはあくまでヒューマンスケールでの事であり、人間が心地よさを体感できる最小限の空間ボリュームといえる)を展示会場のゲートに配置しました。この“Link Cage”と名付けたゲートは、入口側のフレームが一間四方の一坪を持ち、出口側のフレームも直径2.0512mで同じく一坪の面積を持ちます。ゲートを貫くまでの距離を1間とすると竹で囲われたこの空間は一坪立方のボリュームでまさに[極小の空間]となります。方形から環へ移りゆく形状の変化はリレーアート展のテーマ‘ LREX 環・舞・展開 ’を表したものであり、それを通し四人の共同制作のパネルを見たとき、又その最小限のボリュームの中で空間を体感しながらパネルを見たとき、我々のコラボレーションを感じてもらえることでしょう。
共同制作パネルの周囲には各作家の今回の個展における代表作を展示しました。どうぞ今回のリレーアート展で試みられた共創と、豊かな感性を持つ作家達の個性を共に存分お感じ下さい。
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