weekly shot 2002.9.24

  
個人のCDライブラリーって下着棚と一緒だと思っている。だから、CDライブラリーを垣間見るとき少し気が引いてしまう自分がいる。その人のキャラや好みそのものって中に、時折「えっ!こんなのも聞いてるんだ」なんて思わせる物が有ったりして。やっぱ見かけや言動だけじゃわからないものがあるな、って感じるもんです。っで最近私が仕入れた下着の1枚「FEEEVER」。ご存じ我が新潟アルビレックスの、ゴール裏サポが中心になって作ったサポソンCD。現在私もゴール裏住人なんだけど、残念ながら収録には参加していない。このゴール裏、空気感がなかなか良いのです。昨シーズンまでは、バックスタンドからゴール裏を眺めていたんだけど、マスゲームっぽく感じたり、分裂してるって感じたりであまり良い印象がなかった。しかし中に入ってみると良いんですよこれが。決めるところは決めるしサポソンや振りは知れ渡っているので、遠目からは一見統一してるように見えるけど、実は微妙にそれぞれが自分なりのスタイルを持っている。それでも時には超はみ出し者もいるけど…。メガホン禁止論者や無料チケット排他論者、はたまた持ち込み禁止論者などなど様々な輩がいるが、決して何かを強制している空気は無い(大体結構な人数が缶ビール飲んでるし)。このゴール裏での共通の認識が「空気読めよ!」。プロスポーツ観戦の場であり、マイチーム応援の場であって、決してマスゲームの場でも花の応援団でも無い。楽しみに来ているんだから。しかし愛すべきマイチームに勝って欲しいと思っていることは皆一緒。っで「空気読めよ!」。コールリーダーは「アル関」と呼ばれるフットサル愛好家達が中心となってるが、彼らが嫌みのない頓知のきいた空気を作っているからなのかな。空気感を作る建築家を目指す私にとって(CDからここにつなげたか…)、ゴール裏はとっても心地よい空気なのでした。(いと)
 
 
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