深川

所在地：新潟市　　業種：居酒屋　　開業年：昭和20年

ここのお店の特徴はなんと言ってもスタッフ（ってカタカナが似合わない）。平均年齢はゆうに70才近いだろうという、おじちゃん・おばちゃん。だから居酒屋でありながら、店内はゆったりとした空気が流れてる。オーダーの大量注文は禁物。またオーダーが少しぐらい遅くてもじっくり構える位の度量も必要。三分待つ心が大切です。そうそうオーダーを取るときにおばちゃんが持っているのは、裏の白いチラシをカットして作ったメモ。昔はみなそうやって利用できるのは利用してたんだよな、さすが年の功、学ぶべき事があります（でもこの絵面がショッペモードが高いんだよね）。ただ皆お年を召しているので、お店をしまう時間が早く、居酒屋なのに10時頃には終わってしまうのが玉にきずなんですよ。いつまでも続いていて欲しいですね。 　久々におじゃましたら、スタッフの構成が変わってました。さすがに長年営業している店は少しづつ変化しているものです。でも判明したことが。なんとこの店3年前に55周年記念パーティーをしたんだそうです。つまり今年で58年目、終戦直後からやっている計算ですね。以前は秣川岸にあって今の場所に移ってきてからも30年は営業してるとのこと。創業者のおやじさんは12年前にお店に出ることは引退したものの店の味、特に焼き鳥のたれの味にはうるさく、しょっちゅうチェックしてたんだそうです。そのおやじさんも今年の3月に亡くなったそうで、今はその娘さんが切り盛りしています。