万代地区にあるこの店、いきなり店頭からしょっぺモードびんびん。じつはこの場所万代といってもかつての新潟駅前に位置する。この場所に新潟駅があったことを記憶している人は少なくなってきていると思うけど（もちろん私も記憶に無い）、この前新潟駅舎設計コンペの手伝いをした時、駅舎の変遷を調べてて昭和32年の駅周辺の地図を手に入れた。新潟駅が今の弁天公園にあったことは知ってたけど、その周辺の商店街の状況までは知らなかった自分に、お店や旅館の名前の入ってる当時のいわゆる住宅地図はとても興味深かった。その中にありました「大丸」の文字。昭和32年ということは今から46年前、それで店の造りはしょっぺ店系王道の昭和3,40年代仕様なのがうなずけますね。店の特徴はW字形のカウンターのみで、その中に開店当初は初々しかったはずのおばちゃんが数人入っている。カウンターのみといってもU字形っていうかW字形になってるんでグループにも対応できるます、こんなところも工夫してます。ユニークなのは女性のトイレ。なんといったん外に出て住宅っぽいところに入っていくんです。古い店って店内にトイレは無かったものなんでしょうね、しょっぺ店ではけっこう離れたところにある所が多いです。食べ物も安くておいしく、玉子焼きは特におすすめの一品。グラスの中身が無くなりかけたりおつまみが皿から消えると、速攻でおばちゃんの追加オーダー催促がくるけど、ま〜これもレベルのたか〜いサービスということでご容赦を。